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【バレーボール】「パリ五輪は男子バレーが目玉になりそう」他競技からも注目される理由

東スポWEB 2024年7月15日 5時7分

ひと昔前は想像できなかった光景だ。バレーボール男子日本代表は14日、パリ五輪最終合宿地のポーランドに向けて羽田空港から出国。主将・石川祐希(28=ペルージャ)は「五輪は他競技と一緒に戦う大きな大会なので、チームジャパンの一員としてしっかりと戦いたい」と決意を述べた。

6月末まで実施されたネーションズリーグ(VNL)では、主要国際大会で47年ぶりとなる銀メダルを奪取。目標の「決勝進出」をクリアし、開幕まで2週間を切ったパリ五輪へ大きな弾みをつけた。そんな男子代表の注目度は右肩上がりで、この日も石川や高橋藍(サントリー)らを見かけた多くのファンが写真を撮影。他競技の関係者からは「パリ五輪は男子バレーが目玉になりそう」との声が上がるほどだ。

男子代表は2008年北京五輪で3大会ぶりに大舞台へのチケットを手にするも、12年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪は本戦出場を逃すなど、長きにわたって苦しい時間を過ごした。それだけに、あるテレビ関係者は「当時のことを考えると、バレーの国際大会の放映権を取得しても勝てなかったので、どうしようという感じだった」と苦笑いを浮かべながらも「ただ、今は最低でも決勝トーナメントには行けると思うので、頑張ってほしいね」と期待を寄せた。

ポーランドでは現地時間22日まで合宿を敢行。20日には世界ランキング1位の同国と、21日には同10位のセルビアとの強化試合を行う。パリ五輪でメダルを争う強敵との実戦を前に、石川は「まずはポーランドに今の自分たちのベストを尽くすことが大切。経験だけで違う」と力を込めた。

男子代表が目指すのは1972年ミュンヘン五輪以来の金メダル。花の都で主役の座を勝ち取れば、さらなるフィーバー間違いなしだ。

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