イングランド代表FWハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)が、またもや〝無冠力〟を発揮した。
イングラドは14日(日本時間15日)にドイツ・ベルリンで行われた欧州選手権決勝でスペインに1―2で敗れ、2大会連続準優勝に終わった。主将のケインは「私たち全員の気持ちを言葉にするのは難しい。チャンスを逃してしまった。長い間、傷つくことになるだろう」とショックの色を隠せなかった。
これまで主要タイトルとは縁がなく、前回大会も準優勝に終わった。トットナムから優勝を目指して2023―24年シーズンに移籍したドイツ1部バイエルン・ミュンヘンでも無冠。チームは12シーズンぶりのタイトルなしだった。これら状況から、かねて英メディアは「ケインののろい」と指摘していたが、改めて証明されてしまった。
それだけに英紙「サン」は「トロフィーのないハリー・ケインは本当にのろわれているように見える」「彼がタイトルを獲得できるか疑問に思わざるを得ない」と伝えた。
その一方で、英メディア「FFT」は「イングランド代表主将は、おそらくイングランド史上最高のセンターFWであり、歴代得点記録を塗り替え、W杯の得点王にも輝き、プレミアリーグで200ゴールを決めたわずか3人の選手の1人となった。ストライカーに求められる完璧な能力を持つ。まったく意味が分からない」と指摘した。
ケインはキャリアを終えるまでにタイトルを獲得することができるのか。