タイガースの前田健太投手(36)が14日(日本時間15日)のドジャース戦でロングリリーフで登場し、先発復帰をアピールするに十分な好投を見せた。
0―3と迎えた4回に3番手としてマウンドに立つと、7回二死まで55球を投げて1安打、無失点、無四球、5奪三振の完ぺきな内容。5回に大谷に遊撃強襲の内野安打を許しただけだった。
前田は「タイガースに来て貢献できていない。先発を外れて初めての登板だったんですごく大事だと思っていた。外れた悔しさはあるけど、もう一回やり直すという気持ち。いい内容でいい感覚で投げることができた」と復調のきっかけをつかんだ様子だった。
大谷については「翔平とも対戦できて楽しい試合だった。純粋に勝負を楽しめた。ヒットを打たれたけど、モチベーションだったり、闘争心とか、今まで出なかった力みたいなものを出すことができた」と感謝し、ヒンチ監督も「ケンタなしでは勝つことができなかった」と評価した。
今季からタイガースに移籍し、16試合で2勝5敗、防御率7点台と苦しみ、リリーフに配置転換となっていた。この日のリリーフ初登板を機に後半戦に巻き返したい。