阪神のハビー・ゲラ投手(28)が15日の巨人戦(東京ドーム)で救援登板し、今季10セーブ目を記録。2―0の完封勝利をきっちり締めくくった。
2点リードの9回に4番手として登板。最速157キロの直球とカットボールを軸に大城卓、岸田、門脇を三者凡退に退けた。自身にセーブが記録されるのは7月2日広島戦(マツダ)以来だ。調子を崩して6月にはファームでの調整も余儀なくされたが、現在は本来の姿を取り戻したようだ。
岡田監督も「そうやなあ、あんまり(ボールが)暴れんようになってきたよな。ちょっと引っかかってな、スライダーっていうかな、カットボールにしても、引っかかってたやつが、引っかかりがなくなってきたよな」と復調を認めた。
「しっかりブルペンでも準備できていました。9回に投げるのは久々な気もしましたけど、力み過ぎず同じメンタルで投げられた。巨人戦のいい雰囲気を楽しむことができた」と話すゲラの表情にも、すっかり自信が戻っていた。