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【中日】〝捕手併用〟も得点力不足の一因か OB門倉健氏は「石橋に固定すべきだと思う」

東スポWEB 2024年7月16日 5時14分

中日がなかなか上昇気流に乗れない。15日のヤクルト戦(神宮)に1―4で敗れ、8連敗中だったヤクルトに7月3日以来となる白星を献上した。

燕投手陣の前に5回無死一、三塁から代打・石橋の三ゴロで挙げた1点のみに終わっただけに、立浪監督は「(ヤクルト先発の)ヤフーレの動くボールを攻略できなかった。相手のキャッチャーにうまくリードされていると思う。2連戦なので、明日取れるようにやっていくしかない」と渋い表情を浮かべた。

2点を追う8回無死一塁の場面には代打・石川昂を送ったが、初球の甘いボールを見逃した後、2球目の外角低目を遊ゴロ併殺。「ゲッツーはしょうがないが、初球から振っていってほしかった」と指揮官は石川昂にアグレッシブな打撃を求めた。

これで借金「6」となった中日だが、課題はやはり得点力不足。6月以降、5得点以上挙げたのがわずか2試合だけではチームに勢いがつくのも難しい。

本紙評論家で中日OBの門倉健氏が打線復調のカギに挙げたのが、先発捕手の固定だ。現在、立浪監督は加藤匠、木下、石橋の3人を試合ごとに先発起用しているが門倉氏は「1番気になっているのは、キャッチャーのところ。僕は石橋に固定すべきだと思う。加藤匠は肩は強いが、打力が落ちる。木下も今はリードや打撃面で悩んでいるような感じがする。石橋は思い切りがいい。一発も打てるし、かといってブン回すタイプでもない。走者を進塁させるケースでは右打ちもできる。今だったら打線に石橋を置いておくのがいいと思います」と猛プッシュする。

さらに「石橋はいろんなものを吸収するという姿勢を持っているし、投手とのコミュニケーションもすごく取る選手。こういう若い選手が活躍すれば、ベンチのムードも変わってくるはず」とチーム全体のカンフル剤としても、うってつけとみている。

「まだ首位と5・5ゲーム差なので十分巻き返しは可能。中田翔が戻ってくるまで何とか踏ん張るしかない」という門倉氏はプロ6年目の23歳に期待しているが、果たして…。

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