米共和党全国大会がウィスコンシン州ミルウォーキーで１５日開かれ、党の大統領候補にトランプ前大統領（７８）、副大統領候補にオハイオ州のＪ・Ｄ・バンス上院議員（３９）が正式指名された。
バンス氏が共和党副大統領候補になったことを受け、バイデン大統領はワシントンからラスベガスに出発する途中、記者団にひと言だけ対応し「諸問題に関してトランプ大統領のクローンです。何の違いも見当たりません」と一蹴した。米紙ニューヨーク・ポストが１５日、報じた。
また、バイデン陣営のジェン・オマリー・ディロン選対委員長は「バンス氏はＭＡＧＡ（メーク・アメリカ・グレート・アゲイン＝トランプ氏の選挙スローガン）リトマス試験に見事合格し、トランプ氏の副大統領選を勝ち取った。トランプ氏が副大統領候補にＪ・Ｄ・バンス氏を選んだのは、１月６日にマイク・ペンス氏がやらなかったこと、つまりトランプ氏とその極端なＭＡＧＡ政策を支援するために全力を尽くすことを彼がやるからだ」と述べた。
１３日の暗殺未遂事件でトランプ氏が負傷した後、バイデン氏が１４日に米国民に「冷静になる」よう呼びかけたにもかかわらず、バイデン陣営はすぐにバンス氏を攻撃したわけだ。