TOKIOの城島茂(53)が16日、都内で行われた「ふくしまプライド。」新CM発表会に登場した。
福島県では、東日本大震災以降、県産農林水産物のおいしさや魅力、安全性について、2012年以来TOKIOを起用して「ふくしまプライド。」をキャッチフレーズにしたテレビCMなどをオンエアしてきた。
例年、CM撮影で福島県産の農林水産物を口にしている城島は「役得のような感じですよね。こだわり(の農林水産物)をパッと口にできるのは嬉しいですから、今年はどうかなって毎年楽しみです」とほほえむと「絵コンテ見て、今年はこれか! ってメンバーそれぞれ思ってます(笑い)」と裏側を明かした。
そんなコラボを経て、令和3年4月には福島県庁内に「TOKIO課(企画調整課風評・風化戦略室)」が設置された。この日のイベントでは「自分たちも実際に被災して、あの村に帰れず、今に至るという…。ホームに帰れない辛さや、色んな問題で周りから福島県の野菜がどうだ、こうだ、って言われるのは、自分の家や、自分の作ったものが言われてる感覚でしかなかった」と話し「『ともに頑張ろう』『負けるんじゃないぞ』って言わせてもらってた時期だったかな。とにかく何かしらでも立ち上がらないとって」と当時を振り返る。
震災から約13年の月日が経った。「『ふくしまプライド。』は次のステップへいく」と宣言し「福島ガンバレ! っていうことから、今回は手に取ってもらう側の目線もすごく大事だなっていう風に思ったので〝次のステージ〟っていうのは重要なキーワードです。そうやって上を、明日を目指して頑張るのも『ふくしまプライド。』なのかな」と着実に復興の歩みを進めていることを力強く語った。