オールスター前日恒例のホームランダービーでドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手（３１）が球団初制覇の快挙。地元紙も大々的に報じた。
地元紙「ＬＡタイムス」のジャック・ハリス記者は１５日（日本時間１６日）、アーリントンで行われたホームランダービーでのＴヘルナンデスの初制覇を「ホームランダービーの劇的勝利でドジャースの歴史に名を刻む」とのタイトルで詳報した。
同記者は「ヘルナンデスは、このイベントの４０年の歴史の中でダービーを制した最初のドジャース選手となっただけでない。過去に出場したドジャース１３人の選手の中で、決勝ラウンドに進んだのは２０１５年のはジョク・ペダーソンだけだった」とこれまでのドジャース勢を振り返った。
ロイヤルズのウィットとの決勝をわずか１本差で制したシーンを描写すると、「ここで決勝に進出し、その瞬間を経験できただけでも、最高の気分だ」とのＴヘルナンデスの喜びの声を伝えた。
続けてＴヘルナンデスへの大谷翔平からの助言をこと細かに報じた。「大谷翔平が、１回戦のタイムアウト中にヘルナンデスに、ポール際にボールを引っ張ろうとするのではなく、もっと左中間を狙ったプレーをするように勧めた。『左中間の方がチャンスはあった。遠いけど、大谷は〝その方がいい〟と言ってくれた』とエルナンデスは語った」と２人のやりとりを振り返った。