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TJ・ドヘニー 井上尚弥への挑戦は「勝てば映画になる」「他の選手のように逃げない」

東スポWEB 2024年7月16日 17時51分

モンスター退治で伝説になる。ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)にWBO同級2位TJ・ドヘニー(37=アイルランド)が、9月3日に東京・有明アリーナで挑戦することが決定。16日に都内で開かれた発表会見で、ドヘニー陣営が意気込みを示した。

井上の相手候補はIBF・WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)、WBA1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)の指名挑戦者も上がっていたが、元IBF同級王者ドヘニーに決定。直近3試合は日本で試合を行って3連続KO勝ちしており、前戦は5月に東京ドームで井上がルイス・ネリ(メキシコ)を相手に行った防衛戦で、ネリのリザーバーとしてラインナップされ、アンダーカードでブリル・バヨゴス(フィリピン)を破った。

今回、米国の権威ある専門誌「ザ・リング」が定めるパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じたランキング)で1位にもなった(現在は2位)スーパースター井上と対戦するビッグチャンスが到来。この日は米国合宿中で会見には出席しなかったが、「私が真の戻ってきた戦士であることは誰もが知っており、井上と素晴らしい試合をするためにやってくる。これまでの他の選手のように逃げたり生き残ろうとはしない。ベストの選手が勝つだろう」とのコメントを寄せた。

そして会場を訪れたドヘニーのプロモーター、マイク・アルティムラ氏は、この試合が決まった時にドヘニーが「いくらもらえるんだ」と話したことを明かしつつ、「勝つか負けるかで、ただの元王者になるか、伝説的な選手になるかの違いが出てくる大事な試合」と、この試合の意義を力説。「ドヘニーには、勝てばいずれ映画化されると話したよ」と明かした。巨大な敵を打ち破って主役になれるだろうか。

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