米女子ゴルフツアー（ＬＰＧＡ）今季メジャー第４戦エビアン選手権最終日（フランス・エビアン・リゾートＧＣ＝６５２７ヤード、パー７１）が１４日に行われ、古江彩佳（２４＝富士通）の逆転メジャー制覇を受けて韓国が日本女子プロゴルフ協会（ＪＬＰＧＡ）の取り組みを絶賛した。
古江は勝負所の終盤５ホールで大爆発し、バーディー３連発から最終番では驚異のイーグルでついに逆転。通算１９アンダーで大舞台を制した。
日本勢のメジャー制覇は、今年の全米女子オープンを制した笹生優花に続いて４人目の快挙。古江の優勝は、かつて女子ゴルフ界を席巻した韓国でも大きな話題になっている。
韓国放送局「ＪＴＢＣ」は「日本人選手では４人目のメジャーチャンピオンになった古江は、米国ツアーに戻らず日本に向かい、来月中旬に開かれる全英女子オープンに出場する。渋野日向子に続いてメジャーを制覇し、フランスの土地で日本国歌を響かせて国旗に身を包み、トロフィーを持ち上げた。祖国でも十分に祝おうという計画だ」と今後の動向に注目した。
そして、日本ゴルフ界にもクローズアップ。「パレードまではなくても、日本女子ゴルフ界は歓迎ムード一色だ。自国ツアーに安住しようとする選手を激励し、ツアーの国際化を試み、海外メジャーツアーへの積極的な進出を後援したＪＬＰＧＡ執行部の決定が結実を見たからだ」とＪＬＰＧＡによる選手支援策が日本女子ゴルフ界の隆盛につながっていると指摘。そして「私たちにも示唆するところが大きい」と韓国女子ゴルフ界の復権に向けて参考にするべきだと強調した。
古江の快挙は韓国でも衝撃が広がっているようだ。