大関残留はなるか。大相撲名古屋場所3日目(16日、愛知県体育館)、大関カド番の貴景勝(27=常盤山)が幕内熱海富士(21=伊勢ヶ浜)に寄り倒されて2敗目。取組後は「あまり覚えていない。ダメだったから負けた。また明日から集中してやるだけ」と言葉を絞り出した。
5月の夏場所は持病の首痛を悪化させて途中休場し、今場所は9度目のカド番。序盤の3日間で1勝2敗と黒星が先行し、この先も厳しい戦いが予想される。
審判長を務めた高田川親方(元関脇安芸乃島)は「貴景勝はいい当たりをしたけど、押し切れなかった。当たって突っ張って押すしかない。はたかれるのを怖がらず(相手に)はたかせるようにしないと…」と奮起を促した。