西武は16日のオリックス戦(ベルーナ)に延長10回の末、1―2と逆転負け。借金は再び32となった。
前日、プロ初勝利を挙げた3年目・菅井に続き6年目の先発・渡辺勇太朗投手(23)がベテラン・炭谷のリードに応え7回を120球、4安打1失点9奪三振の力投で試合の流れを作った。
しかし、渡辺が「投球の結果だけを見たら7回1失点は上出来ですが、自分としては点を取ってもらった後の回に同点に追い付かれたことは本当に悔いが残ります。悔しい気持ちです」と振り返ったように、源田の犠飛で先制してもらった直後の6回、西川に適時二塁打を許し、1―1の同点に追いつかれたところから流れはオリックスへと傾いて行った。
試合は膠着状態のまま延長戦へ。10回表、4番手・松本航投手(27)が二死から福田に左線二塁打、そして太田に左前適時打を許し、オリックスに勝ち越しを許した。これが決勝点となり、西武は前日の勝利をつなげることはできなかった。