鷹の4番を指揮官がたたえた。パ・リーグ首位のソフトバンクは16日の2位・ロッテ戦(みずほペイペイ)に4―1と快勝。連敗を3で止め、再び貯金を24とし、ゲーム差を7に広げた。
不動の4番・山川穂高内野手(32)はこの日3安打2打点と躍動。今季3度目の猛打賞が復調の兆しを見せた。
初回に左翼フェンス直撃の痛烈な安打を放ち、3回の第2打席は中越えの二塁打を放った。
ハイライトは5回。一死二、三塁から、低めの変化球をうまく拾い、左中間を破る2点適時二塁打で先制した。
山川は「(猛打賞含め)結果としてうれしいのは間違いないです。ただ、自分の打ち方さえできればそういうのは(結果は)絶対付いてくるというふうに思ってるので。本当に今思うのは明日の1打席目からまた今日の感覚でいけるようにすることだけです」と力強く振り返った。
小久保監督は試合後「なんか今日軽く振っている感じがしましたね。あのくらいで十分飛ぶんでね、最終打席はホームランを狙いにいって強振していましたけど。今日みたいな軽さでいいんじゃないかっていうふうに思いましたけどね」と背番号25の打撃を評価。
その上で「今日みたいなイメージでいいんですけどね。あんな振らんでも。今日をきっかけに抜けてくれたら、チームとしては落ち着くなと思います」と主砲への信頼感は変わらなかった。
王球団会長も「山川に当たりが出てきたのは大きいよね」と大砲の復調気配に安堵した様子。これで今月は4勝8敗。再びVロードばく進となるか。