ドジャースの大谷翔平選手（３０）が１６日（日本時間１７日＝米テキサス州アーリントン）のＭＬＢオールスターに「２番・ＤＨ」で先発出場。３回の２打席目で、自身球宴初の一発となる先制３ランを放った。
無死一、二塁でマウンドは３番手の右腕ホーク。２ボールからの３球目、真ん中低めの８８・７マイル（約１４２・７キロ）のスプリットを豪快に振り抜いた。大谷は確信歩き、客席は大歓声だ。打球角度２９度、打球速度１０３・７マイル（約１６６・９キロ）の弾丸ライナーは右中間席に飛び込んだ。自身メジャー初の一発は打球飛距離４００フィート（約１２１・９メートル）だった。打った瞬間、大谷も〝確信歩き〟の豪快弾にはブルペンで見守っていた今永も驚きの表情を見せた。
レギュラーシーズンではなかなか表情も崩さない大谷もこの日は笑顔爆発。ベンチに戻るとドジャースの同僚ヘルナンデスから、普段より〝マシマシ〟の「ひまわりの種シャワー」で盛大に祝福された。ベンチ内でも終始リラックスした様子で、同じく同僚のグラスノー、フリーマンと談笑する場面も見られた。
日本選手の本塁打は２００７年にランニング本塁打を放ったイチロー以来、２人目。柵越えは初だ。また、１試合３打点は０５年と０７年のイチローを抜いて日本選手最多になった。０７年のイチロー以来のオールスター戦ＭＶＰに期待がかかる。