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【山口敏太郎の現代妖怪図鑑196】「ぐちゃぐちゃ女」人間の体の一部を噛み続ける音が…

東スポWEB 2024年7月17日 11時55分

オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げている。第196回は「ぐちゃぐちゃ女」だ。

関西地方でうわさが広がっている現代妖怪である。関西にある某大学の付近の路地に潜伏している。学生がその路地を通学等で利用する時に「ぐちゃぐちゃ」という不快な音を聞かせるという。

この女が「ぐちゃぐちゃ」という咀嚼音を立てているのは、人間の体の一部分を口でかみ続けているからである。

この妖怪は日頃、街中の地下にいるらしく、地面の中から音が聞こえるのみであるが、まれに姿を現すとされている。姿を目撃した者は、精神的に不安定になってしまうとされる。

これは現代の都市伝説で広がった妖怪であり、日本の「口裂け女」と似ている。

街中で人間を襲い、その肉体を食べてしまう妖怪は他にも確認されている。例えばベトナムでは、街の往来で子供を襲い食べてしまう「人食い婆」がいるといわれている。

他にも日本では江戸時代に何でも食べてしまう「こわい」という妖怪がいたとされる。ほかには絵しか残されてはいないが、「べか太郎」という妖怪がいる。このべか太郎は「ぺろり太郎」という名前に置き換えられて、食いしん坊妖怪の例として説明されている。

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