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チョコプラ超えた! 同期「シューマッハ」がAGTで予選最高評価「日本に逆輸入できたら」

東スポWEB 2024年7月17日 13時10分

今月で結成12年目を迎えたお笑いコンビ「シューマッハ」がアメリカの人気オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」の予選で最高評価となるゴールデンブザーを獲得したことが分かった。日本時間17日に配信された同番組のユーチューブチャンネルで発表された。異国の地で爆笑をかっさらった五味侑也(37)、中村竜太郎(37)を緊急直撃。快挙達成の喜びを聞いた。

「ゴット・タレント」では、さまざまなジャンルのパフォーマーが100万ドル(約1億5800万円)とラスベガスでの公演を懸けてオーディションに出場する。

シューマッハが挑戦した「シーズン19」の予選には、昨年「ゴット・タレント」の本家イギリス版「ブリテンズ・ゴット・タレント」で「TONIKAKU」として出場し再ブレークしたとにかく明るい安村、チョコレートプラネットも参加した。チョコプラはおなじみの「TT兄弟」の英語バージョンを披露し、大ウケ。審査員4人からそれぞれ合格の「イエス」判定をもらい、日本でも大きな話題となっていた。

シューマッハへの評価はチョコプラへのそれを上回るゴールデンブザーだった。ゴールデンブザーは予選での最高評価。これが押されたことにより一発で予選突破が決まり、次のステージに進出する。17日配信の同番組のユーチューブチャンネルで発表された。辛口で知られる審査員のサイモン・コーウェルは右手でサムズアップして「ジーニアス!」と評価。審査員で女優のソフィア・ベルガラも絶賛し、右手でゴールデンブザーを叩いた。会場はスタンディングオベーションが起きた。

中村は「チョコプラとはNSC(吉本興業の芸人養成所)の同期なんです。できれば記事の見出しを『チョコプラが獲れなかったゴールデンブザーを獲得した』としてほしいです」とサラッと語り、胸を張る。五味は「俺はチョコプラと仲良くしたいんだよ!」とあきれ顔だ。

「ゴット・タレント」のステージでは、動物モノマネのタイツ芸で観客を総立ちにさせた。犬、シマウマ、ユニコーン、キリンと披露。中村が五味の尻に顔をうずめてキリンを完成させると、会場は割れんばかりの歓声で包まれた。

ネタの披露中から手応えこそ感じていたが、ゴールデンブザーが押されるとは夢にも思わなかった。中村は「この光景を作ったのが僕らなんだと感動しました」と振り返る。スタンディングオベーションには感動しつつ、困惑もした。スタンディングオベーションが終わるのを待っている間、「体感10分くらい五味くんの肛門に顔をつけたままだった」からだ。「拍手はうれしいけど、〝もうやめたい〟みたいな2つの感情がありました」と笑う。

五味は、リアクションで頭がいっぱいだった。

2人は2016年放送の日本テレビ系「欽ちゃん&香取慎吾の第93回全日本仮装大賞」に出場。見事合格したが、薄いリアクションを取ってしまった。合格後のトークで笑わせることばかりを考えたからだ。

「『ゴット・タレント』ではゴールデンブザーを獲得し、どうリアクションを取ろうって考えちゃって。ホントに感動したけど、〝薄い〟涙を流しちゃった。途中で涙が止まる感じの」と頭をかいた。

「ゴット・タレント」での次のステージに全力を注ぎつつ、日本でのブレークを狙う。

中村は「今の日本のお笑い界って3大お笑い賞レース(M―1グランプリ、R―1グランプリ、キングオブコント)で結果を残さないと(番組に)呼ばれない――みたいな構図があると思う。でも、『ゴット・タレント』でゴールデンブザーを獲って〝逆輸入〟という形で日本でもやっていけたら」と意気込む。五味も「日本で『シューマッハ』と検索したら、僕らが出てくるようになりたいなと思います」と宣言した。

コンビ名は、五味が敬愛する世界的レーシングドライバーのミハエル・シューマッハに由来する。お笑い界の〝皇帝〟になれるか――。

☆ごみ・ゆうや 1987年1月28日生まれ。埼玉県出身

☆なかむら・りゅうたろう 87年2月5日生まれ。香港出身、茨城県育ち。

☆しゅーまっは NSC東京校の11期生の2人が2013年7月結成。16年放送の日本テレビ系「欽ちゃん&香取慎吾の第93回全日本仮装大賞」でユーモア賞を受賞。タイツを使った動物ネタが人気。サンミュージック所属。

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