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【MLB球宴】大谷翔平 待望1号もチーム敗れMVP逃す「自分としては終わった仕事」

東スポWEB 2024年7月17日 13時16分

ドジャースの大谷翔平投手(30)は16日(日本時間17日)にテキサス州アーリントンでのオールスター戦にナ・リーグの「2番・DH」で先発出場し、3回に自身初の本塁打を右中間に運んだ。2打数1安打3打点だった。ア・リーグが5―3で逆転勝ちした。

待望のオールスター戦初アーチが飛び出したのは通算8打席目だった。3回無死一、二塁でマウンドは3番手の右腕ホーク(レッドソックス)。2ボールからの3球目、真ん中低めの88・7マイル(約142・7キロ)のスプリットを豪快に振り抜いた。大谷は確信歩き、客席は大歓声だ。打球角度29度、打球速度103・7マイル(約166・9キロ)の弾丸ライナーは右中間席に飛び込んだ。自身のオールスター戦初アーチは打球飛距離400フィート(約121・9メートル)だった。

試合中に応じた会見で「ちょっと先気味でしたけど、いい角度で上がったので十分入るんじゃないかなと思いました」と振り返った。

MLB公式サイトによると、オールスター戦でマウンドで勝利投手(コロラド・2021年)になり、打席で本塁打を打った唯一の選手だという。また、ドジャース選手の本塁打は1996年のピアザ以来だ。

日本選手の本塁打は2007年にランニング本塁打を放ったイチロー以来、2人目。柵越えは初だ。また、1試合3打点は05年と07年のイチローを抜いて日本選手最多になった。07年のイチロー以来のオールスター戦MVPに期待がかかったが、逆転負けして逃した。

「そうですね。できれば(MVPを)取りたいって気持ちもありますけど、自分としてはもう終わった仕事なので、いい1日だったなと思います」

初回一死無走者の1打席目はバーンズ(オリオールズ)から四球を選んだ。

5回一死無走者は5番手の右腕ミラー(アスレチックス)のスライダーに空振り三振に倒れた。

これまで結果を残せなかったオールスター戦で初本塁打を放った大谷。課題の後半戦に向けて自らのバットで弾みを付けた。楽しみだ。

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