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米俳優ジャック・ブラックの相棒がトランプ銃撃事件で不適切発言 ツアー全公演を中止

東スポWEB 2024年7月17日 15時35分

オーストラリアをツアー中の米人気コメディー俳優ジャック・ブラック(54)と同俳優兼ミュージシャンのカイル・ガス(63)によるコミックバンド「テネイシャスD」は17日、残りの日程を全て中止することを発表した。ドナルド・トランプ米前大統領暗殺未遂事件をめぐるカイルの不適切な発言が理由とみられる。

シドニーで14日に行われた公演はカイルの63歳の誕生日だったことから、ステージでバースデーケーキを贈られ、願い事をするよう促されると、「次回はトランプをミスらないでね」と言い放ち、ケーキの上に立てられたロウソクの火を吹き消した。

この様子を収めた動画がソーシャルメディアで拡散されると、「いくらトランプが気に食わないとしても、言っていいことと悪いことがある」などと批判が殺到。カイルは16日、インスタグラムで自身の発言について、「重大な判断力の欠如」で「不適切な上、危険であり、ひどい間違いだった」と謝罪した。

一方、〝相方〟のジャックは、カイルの発言に「驚いた」とし、「いかなる形であれ、ヘイトスピーチを容認したり、政治的暴力を奨励したりすることは許容できない」とコメントした。

事件は13日、ペンシルバニアでの選挙集会中に発生した。演説中のトランプ氏が狙撃犯に右耳を撃たれ負傷。容疑者の男はその場で射殺された。米連邦捜査局(FBI)は暗殺未遂事件として捜査している。

その後、15日にはトランプ氏は右耳に厚い包帯を巻いたままウィスコンシン州ミルウォーキーで始まった共和党全国大会に出席し、同党の大統領候補に正式指名された。

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