「マイナビオールスターゲーム２０２４」（７月２３日・エスコン、同２４日・神宮）に出場する両リーグの「最後の一人」を選ぶプラスワン投票の結果が１７日、発表され、パ・リーグからは日本ハムの水谷瞬外野手（２３）が選出された。
プロ６年目の水谷は昨オフの現役ドラフトでソフトバンクから日本ハムに移籍。今年４月に一軍初出場を果たすと５月末からの交流戦では通算打率４割３分８厘を残し「交流戦首位打者」に輝いた。
この日、試合前に本拠地エスコンフィールドで会見に臨んだ水谷は「（新庄監督から選出を聞いた時は）冗談かなっていう気持ちだった。でもプロ野球選手としてやっている以上、オールスターっていうところは一度は出てみたいところでもありましたので。そこはうれしく思います」と笑みがこぼれた。夢舞台への初出場が決まり素直に喜びをかみしめた。
昨年までの５シーズンで一軍出場はゼロ。そんな状況で迎えた６年目の今季、新天地で打棒が開花したとあって「１年前だったら本当に考えられないことだったと思いますし、１年前の今ごろを振り返ってみた時に多分『オールスター休み、何をしようかな』って考えていたと思うので」と苦笑い。その上で「１年でここまで来れたのは本当にいろんな人に感謝もしないといけないけど、一つ自分を褒めてあげたいというところもあります」と胸を張った。
チームからはすでにファン投票で９人が球宴出場に選出されている。過去２年は日本ハムの選手がＭＶＰに輝いているが、水谷は「（新庄監督のように）記憶に残るまではできるか分からないですけど、そういうチャンスがあれば何かやりたいと思うんですけど。僕としては素晴らしい選手の方々がたくさんおられると思うので。そこをしっかり生で見られたらなと思います」と謙虚に語った。
球宴に選出されていなければ、愛知県にある実家への帰省か箱根への温泉旅行を計画していたようで「キャンセルです。急きょ、キャンセルです」と明かし、周囲の笑いを誘っていた。