Infoseek 楽天

今永昇太の球宴登場曲は〝バスケの神様〟へのオマージュ 地元シカゴ紙がユーモア絶賛

東スポWEB 2024年7月17日 16時55分

カブスの今永昇太投手(30)が16日(日本時間17日=米テキサス州アーリントン)のMLBオールスターで4回から4番手として登板。1回無失点と好投した。

メジャー1年目で祭典のマウンドに上がった今永は先頭のゲレーロJrを二ゴロに打ち取り、続くラッチマンを空振り三振、セミエンも左飛で抑え、三者凡退という満点の祭典デビューを飾った。

「夢のよう。無失点で終えられ、すごくうれしい」と感無量の左腕は大谷の3ランを目の当たりにし「この場でもスターになってしまう。ちょっとジェラシーを感じた」とジョーク交じりに語るなど、夢舞台を堪能した様子だ。

そんな今永が使用した登場曲が話題になっている。1991年にNBAの神様、マイケル・ジョーダンが起用されたスポーツ飲料・ゲータレードのキャンペーンソング「Be Like Mike」で、直訳すると「マイクのようになれ」。〝マイク今永2世〟の偽名を使う茶目っ気たっぷりの左腕らしい選曲で、今永は「もちろん、マイクのようになりたいから」と理由を明かした。

もちろん、シカゴを本拠地とするブルズで数々の伝説を築いたジョーダンへのオマージュでもあり、地元紙「シカゴ・サンタイムズ」は「カブスの今永昇太がオールスターの試合前にマイケル・ジョーダンに敬意を表す」と伝え、こう続けた。「今永はこの曲を選ぶ勇気とユーモアのセンスを持っていた。ゲータレードはマイケル・ジョーダンを起用した有名な広告のように、いつかこの日本人新人を起用する広告を出すかもしれない」。

カブスからオールスター戦に出場したのは今永一人だったが、〝マイク〟は球宴でもシカゴのファンのハートを鷲づかみにしたようだ。

この記事の関連ニュース