大阪・MBSメディアホールディングスの髙山将行社長が17日、毎日放送本社で行われた「夏の社長記者会見」に出席し、子会社化した「株式会社闇」について説明した。
就任して2年目になった髙山社長は「毎日放送含め、グループの各社がそれぞれの持ち味を発揮して、グループであってもMBSらしい」とし、実例として「この春にホラーエンターテインメントの会社、株式会社闇という会社をホールディングス体制の中での子会社にした」と言い、展望について「コンテンツをこれから一つの柱にしていこうという中で、日本の良いコンテンツを世界に出ていくチャンスを見つけようというところ。アニメやドラマもありますが、ホラーコンテンツはいかにもエッジが効いていて他社がやってない」と述べた。
株式会社闇の事業内容について「もともとMBSとの『お化け屋敷』でスタートしてるので、お化け屋敷がある」と切り出したが、それのみに限らず様々な事業を生み出しているという。
「オンラインゲームにチャレンジして『あかんなあ』でちょっと引いてるんです。あとVRを開発して体験自体はうまくいったんですけど、裾野が広がらないってことでシステムだけをGAORA(グループ会社の一つ)に売った。ウエブトゥーン(縦読みウエブコミック)の方にもいってる。あと『怪文書店』という展覧会をやってみた」と解説。
最後に「従来のお化け屋敷ではないホラーという意味を広くとらえたことをやっている。海外に向けてやっていきたい」と重ねて語った。