ここで踏みとどまれるか。大相撲名古屋場所4日目(17日、愛知県体育館)、大関カド番の貴景勝(27=常盤山)が幕内翔猿(32=追手風)の送り投げに屈して、痛恨の連敗。1勝3敗と黒星が先行し、大関残留へ向けて苦しい状況に立たされた。
取組後の貴景勝は「内容は覚えていない。やるべきことをやるだけ。また頑張るだけです」と必死に前を向いた。
幕内後半の審判長を務めた九重親方(元大関千代大海)は「翔猿がうまく取った。相手に張られないように、頭を低くしてもぐりながらいっていた。(貴景勝は)前に出ることを意識すれば。上体で取るのではなく、足を使って取ること」と指摘した。