西武は17日のオリックス戦(ベルーナ)に6―0と完勝。5カードぶりのカード勝ち越しで借金を31とした。
先発した2年目・青山美夏人投手(23)はオリックス・宮城とのマッチアップとなったが、散発3安打の堂々たる投球で、プロ初勝利&初完封をマークした。
青山は「最終回に登場曲が流れた時に興奮して、まだ気持ちが高ぶっています」とお立ち台で語りながら「毎回イニングの途中で後ろのピッチャーにマウンドを託していたので、とにかくイニングを投げ切ろうと思っていました」とこの日の課題を口にした。
その上で宮城との投げ合いに「自分がゼロに抑えていれば必ずチャンスは来る思っていたので、仲間を信じて投げました」と続けた。
結果は5回まで西武打線を無安打に抑えていた宮城が6回に長短6安打を集中され5失点KO。一方の青山は崩れることなく9回を完封した。
青山は「めちゃくちゃ気持ちいいです。今年も先発で勝てない試合が続いていた。先発に挑戦してここまで地道にやってきてよかったです。誕生日前に初勝利することができてよかったです」とコメント。19日に迎える24歳の誕生日を自ら祝福する大きなプロ初勝利となった。