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みんつく党の宮川直輝元監事 大津綾香党首の〝放漫経営〟と自身の不作為を謝罪

東スポWEB 2024年7月17日 21時35分

大津綾香氏が党首を務めるみんなでつくる党(旧政治家女子48党)で、今年4月まで監事を務めていた宮川直輝氏が17日、Xのスペースで債権者に謝罪した。

同党は今年3月に債権者申し立てによる破産手続き開始が決定し、16日に第1回債権者集会が開かれた。破産管財人から党の会計情報が明らかになり、政党プロモーション・広報の業務委託費で4150万円、国会議事堂近くに入居した事務所の賃料等で約230万円、什器備品に約420万円、旅費交通費・交際費などで約630万円が支出されていた。

宮川氏は昨年3月に起きたお家騒動発生時から大津氏に付き、サポートに当たっていた。一方、党監事の役職に就いていたものの党会議や総会などに出席していなかったことで大津氏から苦言を呈され、今年3月に駒沢公園で開かれたイベントでの振る舞いが決定打となり、事実上の解任となっていた。

宮川氏によれば、党会議には出席せず、監事も名ばかりで、会計帳簿をチェックしていなかったというが、議事録だけは見ていたという。

「旅行とか事務所の中の事務所らしからぬインスタ映えする…。いちいちオシャレなわけですよ。それが考えられなくてゾッとした。見てきたのに何もできなかった」と大津氏に物申せば、クビを切られるだけの状況で、対外的にも発信しなかったことを悔やんだ。

ドワンゴの川上量生氏から高額な裁判費用を寄付してもらっていたことも明かし、「寄付金がけっこう集まっていて、若い子が100万円、寄付していて驚いているのもあった。(寄付金を)裁判以外に使えるとなれば、(党のお金には)手をつけなくてもいい淡い期待もあったが、やっぱりつまんでいた」と債権者集会で明らかになった高額の支出は案の定だったという。

結果的に大津氏側の〝放漫経営〟を止められなかった宮川氏は「今現在被害に遭われている債権者には僕のやった行動でマイナスになったことは間違いないので、この場を借りて素直に謝罪したい」とおわびした。

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