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鈴木宗男氏 トランプ氏銃撃事件を受け過去の銃撃事件を回顧「金丸先生は背広に風が走ったと…」

東スポWEB 2024年7月17日 22時26分

鈴木宗男参院議員は17日に国会内で開いた自身が主宰する「大地塾」で、トランプ前大統領銃撃事件について言及した。

冒頭、宗男氏は「あと2センチ、3センチ、顔に当たっていれば何があったのかと思うと、こういうことがあってはいけないと思いますね」としみじみと述べた。

トランプ氏は13日に米国ペンシルべニア州の集会で演説中、トーマス・マシュー・クルックス容疑者の発砲で右耳を負傷した。流血しながらも支援者に向けて拳を突き上げた姿は、世界中で大ニュースとして取り上げられた。

宗男氏は1992年3月に栃木県足利市で起きた自民党の金丸信副総裁が演説中に至近距離から短銃を発砲された銃撃事件に言及。同事件で犯人が放った銃弾は、金丸氏が演説した演台に当たっていた。

「昔、金丸信先生が演説中に撃たれた事件がありました。あとで金丸先生が言うのはですね、(演説で)しゃべっている最中に『背広のところに風が走った』といったんです。その時は銃弾で撃たれたとわかっていなかった。関係者に助けられて演台の陰に隠れても(撃たれたと)分からなかった。外に引きずられて車に乗って、車を走らせて高速に入って、実はかくかくしかじかですと(側近たちに)言われたというんです」と明かした。

続けて「それまで(銃撃は)風が走った程度のことだったですけどね、車に乗って事件の報告を受けた金丸氏は、のどが渇いてしょうがない。高速道路を降りて東京まで缶ビールを飲んできたそうです。人間はことの次第がわかると、すぐ反応する。トランプ前大統領は何が起こったか分かったんでしょうね…」と指摘した。

トランプ氏は銃撃の瞬間、わずかに右を向いたことで直撃を免れたと振り返っている。

宗男氏は「これなんて1秒、2秒の出来事ですね。政治家の宿命とはいえですね、改めてテロはいかなる理由があったにせよ、あってはならないことだと思いました」と語った。

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