17日のDeNA戦に快勝した広島は7回に来日1号決勝3ランを放ったシャイナーが「打」の主役を担った一方で「投」では7回6安打無失点の先発・森下暢仁投手(26)の好投が光った。
この日の敵先発は試合前で今季8勝無敗のDeNAのエース・東との投げ合い。両者とも譲らず6回まで、互いにスコアボードに「0」を並べる投手戦を展開をした。
鯉の右腕は6回に一死満塁のピンチを迎えたが、迎えた度会を「(捕手の)会沢さんが、自分も投げたいなと思ったタイミングで(サインを)出してくれた」と渾身の149キロ内角直球で空振り三振に打ち取り、ピンチを脱出。「『打ってくれ』と思って見てました」と直後の7回には、シャイナーのV弾が飛び出すなど踏ん張りがしっかりと報われた勝利となった。
敵のエースの投げ合いも制し、試合後には「ずっと(東は)負けがついていなかった投手ですし、勝ちたいなと思って投げました」とニッコリ。新井監督も「森下のピッチングがシャイナーのホームランを呼んだのかな(と思う)。それぐらい素晴らしいピッチングだった」と、今季7勝目のをあげた若きエースをたたえた。