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【阪神】打線組み替えが勝利に結びつかず岡田監督はタメ息「チグハグでなあ」

東スポWEB 2024年7月17日 23時22分

結果以上に痛い敗戦だ。阪神は17日の巨人戦(東京ドーム)に3―4で連夜の1点差負け。これで対巨人は3カード連続負け越しとなり、ゲーム差も2・5まで広がった。ここにきて好調だった小幡竜平内野手(23)が負傷交代するなど岡田彰布監督(67)の表情も曇りっぱなしだった。

岡田監督は巨人先発の左腕・井上に対し、先発野手6人を右打者で構成。近本、中野の1、2番コンビを先発から外すなど大幅に打線を組み替えた。2回は無死から佐藤輝、大山の連続二塁打で先制。幸先のいいスターと思われたが、好事魔多し。

先発の大竹が踏ん張れず4回に同点に追いつかれた。5回の攻撃では一死一、二塁から代打・近本の右前打が飛び出し、二走・小幡の足なら勝ち越しと思われたが本塁タッチアウト。実はこの走塁で小幡が左太もも裏を負傷していた。

岡田監督は試合後に「肉離れや。普通に走っとったらセーフやろ。(調子)上がってきとったのになあ」と苦い表情で説明。同時に19日からの広島3連戦(甲子園)には「木浪も上げる予定やん。今日3打席打ってるやん」と一軍に招集することを明言した。

小幡の憤死で好機はついえたかと思われたが二死一、三塁から、3番で起用した渡辺が中前適時打。再び勝ち越しに成功した。それでも先発の大竹が踏ん張れず、5回に逆転を許すという悪循環に陥った。

その後、打線は6回一死一塁で坂本がハーフスイングで空振り三振。エンドランでスタートしていた一走・大山が二塁アウトで三振ゲッツーとなるなど、最後までかみ合わず1点差を追いつくことができなかった。

スタメン組み替えはハマったように見えても勝利には結びつかず。虎指揮官は「なかなかなあ。チグハグでなあ。刺激というか、点取るためにそうしたんよ。はあ」とため息を漏らすしかなかった。

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