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【今が〝旬〟~このレーサーに乗れ~】森野正弘 絶好調の原動力は同期と同級生「このまま終わりたくない」

東スポWEB 2024年7月18日 11時16分

◇森野正弘(39)山口支部106期

もっか4節連続優出中だ。2024年後期適用勝率は自己最高の6・90をマーク。今年は3月までは優出0だったが、4月の下関で今年初優出を決めると一気にペースアップ。3か月半で6優出2Vという成績を残した。5月以降の成績が適用される2025年前期勝率も7・47と初の7点台、自己最高を再び更新するペースで快走している。

この好調の土台となっているのは調整面の安定だ。「一昨年あたりからペラで直線をしっかり求めるようになって、それがうまくハマってくれた」と上向いていた。さらに「暖かくなると出足の甘さが出て操縦性の不安も出ていたが、それも3月の児島で同期の佐藤大佑にペラのアドバイスをもらった。これで出足や手前の感じもつくようになってきた。スタートもしっかり決まるようになってコンマ20とかはなくなってきた。暖かくなってどうなるか、と思っていたら調整がうまくいくようになった。自信がつきましたね。連続優出も5月以降の勝率がいいのも、このおかげ。大きかったですね」と明かす。

精神面にも大きな変化が生じた。そのきっかけとなったのは期は97期で先輩にあたるが、同じ39歳で同級生の柳生泰二の活躍だ。2022年のとこなめダービーでSG初出場を果たすと、年の福岡メモリアル、今年の戸田クラシックにも出場。ダービー、クラシックでは準優にも進出している。「SGを経験してどんどん強くなっていた姿を見て〝自分もこのまま終わりたくない〟と思うようになった。今までのGⅠは出るだけみたいな感じがあったけど、しっかり走って結果を求めていきたい。山口支部を引っ張っている白井英治さんや寺田祥さんに続きたい」と同級生の奮闘が大きな意識改革を呼び起こした。

そして、明確な目標も設定することもできた。「柳生の活躍を見たこともあって、今はSGに出たいと思うようになった。優勝回数は意識している。7月の鳴門の優勝戦では3号艇で2着。1号艇の吉田拡郎さんに負けたけど、SG常連の人たちにも勝っていかないと優勝も重ねられない。そういったところも乗り越えてSGに出場したい」と来年3月の若松SGクラシック出場に照準を定めている。例年、クラシックは年間5Vの勝率上位選手、6Vなら当確となる。このボーダーラインクリアを目指して全力で突っ走る。

☆もりの まさひろ 1985年1月28日生まれ。山口支部の106期生。山口県出身。2010年5月に徳山でデビュー。同年7月にからつで初勝利。2014年2月の徳山で初優勝。通算13V。同期には岩瀬裕亮、佐藤大佑、荒井翔吾、谷川祐一、今井美亜ら。

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