ドジャースの大谷翔平投手（３０）がオールスター戦で放った歴史的初アーチの興奮は一夜明けた１７日（日本時間１８日）も冷めやらず全米のメディアが絶賛した。ナ・リーグの「２番・ＤＨ」で先発出場して、３回無死一、二塁で右中間席にオールスター戦初本塁打となる先制３ランを放つと球場は大歓声に包まれた。ナ・リーグが３―５で逆転負けしたため、ＭＶＰは逃したが堂々主役だった。
ニューヨーク・ポスト紙（電子版）は「オールスター戦で負けたものの、大谷翔平はショーを見せた」、ＣＢＳスポーツ（電子版）も「大谷翔平はオールスターゲームで皆が望んでいたものを与えた」、スポーツ・イラストレイテッド誌（電子版）が「大谷翔平、４００フィートのタワー級ホームランでオールスター戦を幕開けさせた」と伝えた。
ＭＬＢ公式サイトでは「大谷が４００フィート（約１２２メートル）のホームランを打ち、オールスター戦で前例のない偉業を達成」との見出しで祝福すると「すごかった。（ホークは）スプリットを真ん中に残し、（大谷は）しっかり自分の仕事をした」とフィリーズのハーパーのコメントを紹介した。
地元ロサンゼルス・タイムズ紙は「大谷翔平の３ランホームランがドジャースの思い出に残るオールスターウイークを締めくくった」と見出しで大きく報じた。
フリーマンの「大谷が本塁打を決めるのは必然だった。彼が打席に踏み入れたら、きっとやり遂げるだろうなって予想させてくれる。本当にすごい」、ホームランダービーで優勝したＴ・へルナンデスの「ここまで来ると、彼にとっては普通のことだ。翔平が翔平をしているだけ」のコメントをそれぞれ紹介。
「ドジャースにはオールスター戦に他に３人の選手が出場したが、いつものように、火曜日の夜の大谷の活躍を上回る選手はいなかった。ＭＶＰは取れなかったものの、大谷は再び野球界最大のスターたちの夜の主役となった」と活躍をたたえた。
大谷も楽しんだようで、１７日に自身のインスタグラムに真美子夫人、デコピンとの３ショットの写真などを添えて、英語で「本当に素敵な思い出をありがとう★ＡＳＧ」と投稿した。