米国・ＡＥＷの「ＡＥＷ ＤＹＮＡＭＩＴＥ」が１７日（日本時間１８日）に放送され、コンチネンタル王座を保持する元新日本プロレスの〝レインメーカー〟オカダ・カズチカ（３６）とＡＥＷ世界王者スワーブ・ストリックランド（３３）の王者対決は大荒れの展開となった。
記念すべき放送２５０回のメインイベントで実現した王者同士のシングルマッチ。オカダが早々にレインメーカーを狙うなどプレッシャーをかければ、ストリックランドも後頭部へのエルボーからレインメーカーポーズを決め激しい火花が散る。さらにオカダはダイビングエルボードロップからの中指式レインメーカーポーズで挑発したところを丸め込まれたが、打撃の応酬からドロップキックをさく裂させて一歩も譲らない。
スワーブストンプをかわしたオカダは、ツームストーンパイルドライバーをさく裂させレインメーカーを狙う。しかしこれを回避されるとカウンターのスワーブストンプを浴びて窮地に陥った。
するとここで「ジ・エリート」のヤングバックス（マシュー＆ニコラス・ジャクソン）が乱入。すぐさま試合終了のゴングが鳴らされ反則裁定となってしまう。オカダ属するジ・エリートはストリックランド率いるチームＡＥＷと、金網に囲まれた２つのリングで戦うチーム対抗戦「ブラッド＆ガッツ」（２４日＝同２５日、テネシー州ナッシュビル）を控えている。この乱入を機に両軍のメンバーが続々とリングになだれ込み収拾不能の状況に陥った。
ジ・エリートからはジャック・ペリー、〝ハングマン〟アダム・ペイジが、チームＡＥＷからはマーク・ブリスコ、アクレイムド（マックス・キャスター、アンソニー・ボウエンズ）がそれぞれ登場。この大混乱の状況のなか、オカダはペイジの入場に気を取られていたストリックランドを場外に引きずり込むと、そのまま乱闘しながら姿を消していった。
さらにチームＡＥＷ５人目のメンバーとして、ダービー・アリンが何と天井から登場。師匠のスティングばりにワイヤーで降下してくると乱闘に加わり、ついにメンバーが出揃った。「ブラッド＆ガッツ」へ向け両軍の遺恨が深まる結末となった。