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中谷潤人 V1で〝モンスター弟〟井上拓真との統一戦に意欲「評価している選手」

東スポWEB 2024年7月18日 15時51分

ネクストモンスターの標的はモンスターの弟だ。ボクシング3大世界戦と那須川天心(25=帝拳)デビュー4戦目(20日、両国国技館)の記者会見が18日、都内で行われ、出場8選手が出席。WBC世界バンタム級タイトルマッチで同級1位ビンセント・アストロラビオ(27=フィリピン)と初防衛戦を行う王者の中谷潤人(26=M・T)は好内容で勝利し、WBA同級王者の井上拓真(28=大橋)との王座統一戦を実現させることに意欲を示した。

米国の権威ある専門誌「ザ・リング」が定めるパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じたランキング)で10位にランクされ、〝ネクストモンスター〟と言われるほど評価を高めている中谷。4人の日本選手が主要4団体の同級世界王座を保持し、王座統一戦の実現が期待される中、今回は指名試合の防衛戦となったが、「さらに大きなビッグファイトを期待してもらえるような試合にしたい」とテーマを掲げた。

中谷の言うビッグファイトとは「まずは統一戦。みんな日本人がチャンピオンなので」。その中でも最も戦いたい相手に、元祖〝モンスター〟スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥の弟である拓真の名を挙げ、「評価している選手の1人。そういった選手とやれば強くなれると思う」と理由を説明した。

今回の相手アストロビオは19勝中KOが14という強打者。中谷は「好戦的でパワフルな選手なので、集中して戦う必要がある」と警戒をしながらも、「ヒリヒリして楽しめる自分がいるので、楽しみながら自分のベストのパフォーマンスを発揮していきたい。そこ(KO)を狙ってアクションを増やしていきたい」と腕をさすった。ここでつまずいてはいられない。

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