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那須川天心 早期の世界戦を望むファンに「そこは〝トランキーロ〟で」

東スポWEB 2024年7月18日 18時0分

プロボクシング54・4キロ契約10回戦(20日、東京・両国国技館)でWBA世界バンタム級4位ジョナサン・ロドリゲス(25=米国)と対戦する同級7位の那須川天心(25=帝拳)が、ファンから早期の世界挑戦を望む声に〝トランキーロ〟宣言だ。

天心は18日、都内で会見に出席。キックボクシングで42戦全勝(28KO)の圧倒的な戦績を残し、2023年4月にプロボクサーとして満を持してデビュー。ここまでボクシングで3戦3勝の〝神童〟に対して、ファンからの期待度は高い。

バンタム級の世界ベルトは日本人が独占中ということもあり、天心に世界挑戦を期待する声も多い。しかし、本人は「最初から言っているけど、短期的に物事を見ていない。今回の試合スカッと勝ったからといって、すぐにタイトルという訳にはいかない。経験を積まないといけないし、経験に勝るものはないので。すぐタイトルをやりたいという焦る気持ちはわかるけど、そこは〝トランキーロ〟で」と、どこかで聞き覚えのあるセリフを口にした。

1月の前戦で、ルイス・ロブレス(メキシコ)に3回終了TKO勝ち。今回は約半年ぶりのリングとなる。「実戦(の間隔が)がもっと短くなることはあっても、たとえば次、その次とかで(世界挑戦は)自分の中で求めていない。(世界王座を)取ることが目標ではないし『たまたま取った』みたいに言われるのも嫌なので。しっかり『これもうやばいな』『勝てないな』と思ってもらわないと」と胸の内を明かした。

ただ、地域タイトルの挑戦については「そこはあるんじゃないですか。次なのか、その次なのか。今年か来年とか」と意欲を示した。プロボクサーとして〝神童〟は、着実にステップアップをしていく構えだ。

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