新日本プロレス真夏の祭典「Ｇ１クライマックス」（２０日、大阪で開幕）の全体会見が１８日に都内で行われ、ＫＯＮＯＳＵＫＥ ＴＡＫＥＳＨＩＴＡ（竹下幸之介＝２９、ＡＥＷ＆ＤＤＴ）、辻陽太（３０）、上村優也（２９）の新世代戦士が火花を散らした。
出場メンバーが一気に若返った今大会において、Ｂブロックで注目を集めるのが初出場の竹下だ。新日本初参戦を前に「証明するのが今から楽しみだよ。なぜ俺が米国のリングでジ・アルファと呼ばれているのか見せてやるからよ」と宣言。「認めるよ。テクニック、スキル、マイクパフォーマンス、どれをとっても一流のレスラーが集まってる。でもよ、強えヤツいるか？ プロレスは強いヤツこそ正義なんだよ。安心しろ。この俺が圧倒的な強さを見せてストロンロングタイルのメシアになってやる」とあえて新日本の伝統を用いて宣戦布告を繰り出した。
これに対し「ストロングスタイル」にこだわりを持つ上村が応戦。「新日本プロレスの道場、世界一厳しい道場で僕たち鍛えられてデビューしてるので。そう簡単に僕のストロングスタイルが敗れるわけないと思ってます。香川（２５日）でのメインイベント、竹下選手と。もちろん僕が勝ちます」と対抗心を燃やした。
さらに開幕戦（２０日、大阪）で竹下との新世代対決が組まれ注目を集める辻も黙っていない。「俺はいつでも新日本プロレスが世界一だと思ってる。新日本プロレスのリングの上こそが世界一だ。でも、お前のことを認めるよ。俺に匹敵するくらいの身体能力、さらに俺よりも大きな体。見事だと思っている。この試合が、俺にとってもこのＧ１がどうなるかののキーポイントになる。お互い全力を尽くそうぜ」と竹下に呼びかけていた。