阪神は19日から前半戦ラストとなる広島3連戦(甲子園)に臨む。鯉先発は床田、大瀬良ら好投手となる見込みだが、岡田監督は、「ピッチャーもええの来るけどな。誰が来ても一緒よ、ハッキリ言うて。みんな対戦してるピッチャーやからな」と平常心で挑む構えだ。
一方で、18日現在、中日と巨人に2カード連続で負け越し、貯金「2」で首位・巨人と2・5ゲーム差の4位。投打がかみ合わないばかりか、3―4で惜敗した17日の巨人戦(東京ドーム)では、数回のサイン伝達ミスもあったといい、次戦からは何としても避けたいところ。だが、指揮官は「できへんやん。ここまで何とかしのいでたけど、競ったゲームになったら、それで負けるいうことや」と頭を抱える。さらに、昨季は難なくこなせていた〝普通にやる〟ができないチームの現状に「去年はもっと勝ってたから余裕があったやん。競った時にちゃんとできるかどうかやから。だから、(今は)モロに出るんよ」とボヤキが止まらなかった。
それでも、首位との差はわずかとなっているだけに、この3連戦を勝ち切り、後半戦に向けてはずみをつけたいところだ。