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【名古屋場所】黒星先行の貴景勝 ワースト9度目カド番脱出への悲壮覚悟

東スポWEB 2024年7月19日 5時12分

大関残留はなるか。大相撲名古屋場所5日目(18日、愛知県体育館)、大関・貴景勝(27=常盤山)が幕内・宇良(32=木瀬)を寄り切って3日ぶりの白星を挙げた。夏場所は持病の首痛のため途中休場。今場所は歴代ワースト3位に並ぶ9度目のカド番で臨んでいる。序盤5日間を終えて、2勝3敗と黒星が先行。苦しい土俵が続いている。

師匠の常盤山親方(元小結・隆三杉)は、慢性化している首のケガの状態について「先場所で休場した時よりはいいと思う」としながらも「そんなに(劇的には)良くはならない。(今場所前の)稽古も、首の様子を見ながら…以前のようにはバンバンできない。自分なりに、もうやるしかないですから。本人もやるしかないと言っている」と貴景勝の悲壮な覚悟を代弁する。

その一方で「昨日(4日目)あたりから、しっかり押し込むいい相撲が取れている」と復調の兆候を指摘。幕内後半の審判長を務めた粂川親方(元小結琴稲妻)も「今置かれている立場で〝痛い〟と言っていられない。必死で取っている」と評価した。

貴景勝は「しっかり準備して、やるべきことをやろうという気落ちでやっている。勝たなきゃいけない。また明日、勝ちにつなげられるように」。4度の優勝を誇る大関は、今回の苦境を乗り越えられるか。

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