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中谷潤人 目指すは井上尚弥&大谷翔平超え視聴者数「興味を持ってもらえるような人間に」

東スポWEB 2024年7月19日 6時3分

モンスターとオオタニを超えられるか。ボクシング3大世界戦の記者会見が18日、都内で開かれた。WBC世界バンタム級タイトルマッチで同級1位ビンセント・アストロラビオ(27=フィリピン)と初防衛戦を行う王者・中谷潤人(26=M・T)はプライムビデオで生配信される興行で、過去に視聴者数で記録をつくったスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)、大リーグ・ドジャースの大谷翔平(30)のようにファンの興味を引くファイトをすることに意欲を示した。

中谷は日本で行った試合では2020年11月以来のメインイベント。生配信の主役にとって、視聴者数は気になるところだ。5月に東京ドームで行われた井上―ルイス・ネリ(メキシコ)戦は大谷らが出場した23年の野球WBC決勝戦を上回るプライムビデオの国内史上最多ピーク視聴者数を記録。東京ドームでのボクシングは34年ぶりという歴史的なイベントと今回の両国国技館大会を同列に並べるのは無理があるかもしれないが、同じ競技が叩き出した数字であることには可能性も感じられる。

記録更新は今回でなくてもいい。中谷は「熱いファイトをしていけば、おのずと、たくさんの人に興味を持ってもらえると思うので意識していきたい」と先を見据える。「一つの楽しみとして、興味を持ってもらえるような人間になれればいい」と、目指すは井上や大谷のような存在だ。

バンタム級は4人の日本選手が4団体の王者を占める戦国時代にあり、ファンから統一戦を期待されている。中谷自身も井上の弟でWBA王者の拓真(大橋)との対戦を熱望。そのために「さらに大きなビッグファイトを期待してもらえるような試合にしたい」とテーマを掲げた。視聴者増への道はファンを満足させることだ。

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