Infoseek 楽天

ヘンリー王子 エリザベス女王死去直後の王室首脳会議から「排除」されていた

東スポWEB 2024年7月19日 12時51分

2022年9月にエリザベス女王が亡くなった直後、ヘンリー王子は他の上級王族の間で行われた重要な秘密会議から排除されていたと王室専門家が主張した。英紙ミラーが18日に報じた。

エリザベス女王の死去直後、後のチャールズ国王は悲しみと、王位を継承して君主となる現実の両方に直面していた。新国王はすぐに長男ウィリアム(現皇太子)との会談を設定。最上位の王族2人を加えて極秘裏に緊急会議を持ったが、ヘンリー王子は秘密の会談への参加を拒否されたという。

王室専門家は、以前はヘンリー王子がこのような会合に参加するのは当然のことだったと主張した。しかし、王子は20年に王室としての生活を離れていたが、王室生活についての率直な考えや意見を声に出して語ることにも躊躇しなかったという。そのため会談から排除された事実は、この時点から父と兄との関係が崩壊していたことになると指摘した。

王室専門作家のロバート・ハードマン氏は「チャールズ3世:新国王、新宮廷、内幕」の中で、母親を失った悲しみの最中であっても、チャールズ国王はウィリアム皇太子と「重要だが慎重な話し合い」をする必要があり「チャールズには冷静な思考と、気を散らすものを排除する必要があった」ため、ヘンリー王子を会議から外すことを決めたと指摘している。

「ヘンリー王子がまだ出版予定の本のメモを取っているのなら、これは明らかに王子と心を開いて話し合う機会ではなかった」とハードマン氏は記している。結局、エリザベス女王の死去から4か月後の23年1月、ヘンリー王子は王室の内部を暴露した回想録『スペア』を出版している。チャールズ国王の判断は正しかったわけだ。

ヘンリー王子は、回顧録の中で、BBCニュースのウェブサイトで女王の死去を知ったと主張している。そこから王室との断絶はより根深いものになっていくことになる。

この記事の関連ニュース