西武、巨人、オリックスに在籍した清原和博氏（５６）が１９日、中日―巨人戦（バンテリン）の試合前に行われた始球式に登場した。
清原氏が始球式を務めるのは２０２２年の中日―阪神戦以来２年ぶり。自身の登場曲としてイメージの強い長渕剛の「とんぼ」が流れると、球場のファンからはどよめきと歓声が起こり、大きな拍手に迎えられてグラウンドに姿を現した。
ＰＬ学園の２年後輩である立浪監督が背負った背番号３の中日ユニホームに袖を通して登場すると、前回の始球式と同様にマウンドには上がらず。「先発ピッチャーのマウンドを汚したくない」と語っていた２年前と同じく、マウンドの手前から投じてボールはショートバウンドで捕手のミットへ。始球式を終えた清原氏はお辞儀をして役目を終え、立浪、阿部両監督も拍手を送った。
１６年に覚醒剤取締法違反で有罪判決を受けた清原氏。前回の始球式は判決を受けて以降、初めてグラウンドに降りた機会でもあり「またどんなに苦しいことがあっても今日という日を忘れない」と感銘を受けていた。