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【阪神】岡田監督「一番チャンスやん」守備ミスの坂本誠志郎で強攻策も裏目でボヤき止まらず

東スポWEB 2024年7月19日 22時42分

指揮官の親心も届かず…。阪神は19日の広島戦(甲子園)に0―1で敗れ、今季12度目の零封負け。岡田彰布監督(66)は試合後、絶好機で名誉挽回のチャンスを与えた坂本の打撃を引き合いに「意図が伝わらへんねんからしゃあないやん」と嘆き節だった。

この日唯一の失点は5回だった。中村貴、坂倉の連打で無死一、二塁となり、菊池の犠打を捕手・坂本がつかみ損ねて無死満塁(記録は失策)。ここで先発・村上は内野ゴロの間の1失点のみにとどめ、どうにか最少失点で耐えた。

1点を追う7回の攻撃は佐藤輝、大山、野口の3連打で無死満塁。ここで打席が回ったのが坂本だった。もちろん代打の可能性もあり、スクイズなどの作戦も考えられた。しかし、岡田監督はあえて強攻策を選択したが、結果は遊ゴロ併殺…。続く木浪は中飛に倒れ1点も挙げられなかった。

「(取られた)1点も防げる1点やけどなあ。一番取り返すチャンスやから、俺もいかなかったんや、代打は。なんで1点取られたんや、そんなん。一番チャンスやん、取り返す。挽回するチャンスやから、そんなもん」

野球は相手があるもの。こちらの都合だけで結果につながるとは限らない。それでも、指揮官は無言のメッセージが坂本に通じることを信じて攻めに出た。だが、それも裏目に出た。

敗因は坂本のプレーだけにあるわけではない。初回は無死一、二塁から森下、佐藤輝、大山のクリーンアップが走者すら進められず無得点。これでは流れが悪くなって当然だろう。

「その場で(好機に回って)きた選手が打つしかないやんか。そういうことやんか。ずっともう何百回いうてるやんか、そんなん。誰にな、スコアリングポジションでチャンスくるか分からへんねんから。野球やねんから」

岡田監督の言葉にやり切れなさが募る。3試合連続して1点差負けで3連敗。0―1での敗戦は今季4度目だ。相手の先発・床田に対しては3連敗で、甲子園では広島に5連敗と悪いデータが並ぶ。それでも連覇を信じるなら下を向いている暇はない。

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