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加納陸 8年ぶり世界戦は衝撃KO負け オラスクアガの一撃に沈み…進退は「今は特にない」

東スポWEB 2024年7月20日 20時45分

ボクシングの3大世界戦(1試合中止)が20日、両国国技館で行われ、WBO世界フライ級王座決定戦で同級2位の加納陸(26=大成)は同級3位アンソニー・オラスクアガ(25=米国)に3回2分50秒KOで敗れ、王座奪取に失敗した。

衝撃的な結末だった。オラスクアガは2023年4月に当時のWBA・WBCライトフライ級統一王者の寺地拳四朗(BMB)に挑戦して敗れたものの、強打で追い込む大健闘を見せた強敵。加納は初回から臆することなく手数を繰り出して打ち合ったが、相手の強打に押され気味の展開が続いた。

そして3回終盤、オラスクアガが右フックでガードをこじ開けて強烈な左アッパーを発射。加納はあお向けに倒れて立ち上がれず、無念の10カウントを聞いた。

加納にとって2度目の世界戦。前回は2016年8月のWBO世界ミニマム級王座決定戦で、日本史上最年少の18歳9か月での世界王座戴冠をかけて高山勝成と対戦したが、6回負傷判定負けした。そこから8年かけてチャンスをつかんだが、世界の壁は厚かった。

試合後の加納は「思っていた通りの危険な一発を持っている選手だった。しっかり結果を出したかった。強かったです」と脱帽。今後については「今は特にない。負けてすぐに答えは出ない」と話すのが精いっぱいだった。

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