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【全日本】安齊勇馬 本田竜輝を退け3冠王座V4「どこの団体にも負けねえくらい一番面白くする」

東スポWEB 2024年7月20日 22時57分

全日本プロレスの3冠ヘビー級選手権(20日、東京・後楽園ホール)は、王者の安齊勇馬(25)が本田竜輝(24)との同門対決を制し、4度目の防衛に成功した。

苦しい戦いだった。同じ「エルピーダ」に所属する本田から場外でのエクスプロイダーをくらい、序盤は防戦一方となった。王者もエプロンでの投げっぱなしドラゴンで反撃に出るが、驚異的な粘りを発揮する挑戦者を崩せない。

安齊がジャーマンを放てば、ムクリと起き上がった本田もジャーマンで応戦。両者ダウンするなど、意地と意地の張り合いが続いた。それでも王者はジャンピングニーを効果的に決めて徐々にダメージを与えていくと、本田のファイナルベント(変型パワーボム)をカウント2で返す。最後は気迫満点のヘッドバットを決めると、肩車の体勢で抱えてからマットに叩きつけるギムレットで勝負あり。3カウントを奪った。

3月に中嶋勝彦から王座を奪取した安齊は、これで宮原健斗、鈴木秀樹、諏訪魔、そして本田を撃破。3冠戦の開催が発表されている8月3日の仙台サンプラザ大会では、地元出身の斉藤レイが挑戦を表明しており、V5戦での激突が決定的となった。

安齊は「俺たちは全日本の未来なんかじゃねえぞ。俺たちが全日本の今なんだ! これから全日本のリング、どこに団体にも負けねえくらい一番面白くするから。全員、俺のことを見ててください」と小指を突き出してファンと約束した。

同じく3冠戦の開催が決まっている8月17日立川大会では、この日の挑戦者決定戦で綾部蓮に勝利した青柳優馬の挑戦が決定。このまま過酷な防衛ロードを乗り越えてみせる。

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