フレッシュオールスターゲームが20日、兵庫・姫路市のウインク球場で行われた。イースタン・リーグ選抜に0―7で敗れはしたものの、ソフトバンクのドラフト1位ルーキー・前田悠伍投手(18=大阪桐蔭)がウエスタン・リーグ選抜の先発を務め、1回無安打無失点と圧巻のパーフェクト投球を披露した。
「緊張感というよりは、オールスターで先発を任されて本当に楽しみというか、そういった気持ちの方が大きかったです」と笑顔で振り返った。
高卒新人右腕は堂々たる16球を投げ込んだ。先頭打者の石上泰輝(DeNA)をこの日、最速となる144キロ直球で空振り三振を奪った。続く古川雄大(西武)を三ゴロ、U―18代表で同僚だった寺地隆成(ロッテ)には9球粘られた末、三ゴロと、三者凡退に仕留めてマウンドを降りた。
フレッシュ球宴でのソフトバンク勢の先発は2016年の高橋純平以来、8年ぶり。「ファンの皆さんも真っすぐのガチの勝負を見たいんじゃないかなという思いを込めて、結構真っすぐを投げました」と強気な投球を貫いたことを明かした。