6人組中学生ユーチューバー「ちょんまげ小僧」の新規動画が物議をかもしている。
同グループは今月1日、学業専念を理由に活動休止を発表。晴れて学校が夏休みに突入したことで、20日に新たな動画を公開した。
ところが、その内容がマズかった。サムネイルは「【ドッキリ】未成年飲酒で捕まりました」。何も知らないメンバー5人が「利きジュース対決」というウソ企画に没頭するなか、近隣住民から「昼間に子ども達が酒盛りしている」と通報が入り、現場にニセの警察官が登場。念のためメンバーの呼気を検査したところ、なぜかジュースを飲んだはずなのに、アルコール反応が出るというものだ。
5人は「こわい、こわい」と軽いパニックに陥り、メンバーのイソ・ギンチャクに至っては母親に「撮影してたら警察が来た」と電話。最後は5人のうち3人がパトカーで連行されるという壮大なドッキリだった。
この手の企画動画は星の数ほどあるが、タイミングが悪すぎた。
「未成年飲酒」と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは、喫煙と飲酒でパリ五輪出場を辞退した体操女子の宮田笙子(19=順大)。処分の重さをめぐっては、いまも議論が白熱している。
そうした状況下でアップした新着動画。タイトルに【ドッキリ】と明記しているとはいえ、一連の騒動をネタにしていると思われても仕方がない。
案の定、動画のコメント欄には「本当でも嘘でも炎上確定」「釣り動画上げ出したら終わりの始まり」や「明らかにネタ」「これで叩かれるのはかわいそう」などの意見が寄せられている。
また、一部の視聴者は動画の概要欄に「監修:UUUM株式会社」とあることに注目。UUUMはトップユーチューバーのヒカキンやはじめしゃちょーが所属するトップユーチューバー事務所だ。
そのUUUMが監修に入りながら、今回の動画を公開したことに「中学生なんて危機管理能力ないんだから、これはさすがにまずいって止めてくれる人いなかったのかよ」などと、〝大人たち〟の責任を指摘する声もある。どちらにせよ、〝攻めすぎた〟企画であったことはたしかだ。