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【巨人】復調・大城卓三の〝5番固定〟効果絶大 他球団も猛警戒「相乗効果で、岡本も復調した」

東スポWEB 2024年7月21日 6時11分

阿部巨人の躍進を指揮官待望の「不動の5番」が支えている。

巨人は20日の中日戦(バンテリン)に4―3で辛勝。連敗を阻止し、首位ターンに望みをつないだ。その立役者となったのが「5番・一塁」で出場した大城卓三捕手(31)。4打数2安打2打点の活躍で、チームを勝利に導いた。

阿部監督は「大城のタイムリーが大きかった」とうなずいた。就任1年目の青年監督がシーズン開始後も頭を悩ませたのが「2番」と「5番」。特に「4番・岡本和」の後ろを打つ打者の固定に、試行錯誤を繰り返した。

そんな中で白羽の矢が立ったのが、不振による二軍調整を経た大城卓だった。6月23日のヤクルト戦(東京ドーム)から5番に座ると、捕手での先発マスクをこなしながら、21試合連続の5番となった。大城卓の打棒を確認した上で、指揮官は同27日からは「1番・丸」「2番・吉川」「3番・ヘルナンデス」「4番・岡本和」「5番・大城卓」と上位5人を固定。7連勝をマークするなど躍進した。

背番号24は19日の中日戦(バンテリン)まで19試合連続出塁をマーク。成績も2割5分5厘、3本塁打まで上昇し、阿部巨人の主軸として完全に定着した。セ・リーグ球団の関係者も「好調の5番・大城との相乗効果で、岡本も復調した。1番の丸も状態がいいし、今の1~5番の布陣はやっかい」と警戒する。

「相手の投手の傾向だったり、そういうのがいろいろ整理できて打席に立てているので、いいタイミングで打てている」と胸を張った大城卓。Gの選手会長は「僅差のゲームを勝ち切れば、チームも勢いもつくと思いますので、これからも僅差のゲームを勝ち切れるようにやっていきたい」と4年ぶりV奪回へ力を込めた。

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