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「ガールズ・ロックの女王」小比類巻かほる22歳89年の日本武道館公演で24曲熱唱!

東スポWEB 2024年7月21日 11時10分

【今週の秘蔵フォト】1980年代後半から90年代初頭には、いわゆる「ガールズ・ロック」が音楽界を席けんした。アイドル性も持ちながら本格的なロックを演奏するアーティストが一気に増えてSHOW―YA、プリンセス・プリンセス、レベッカ、渡辺美里らが大人気を集め、87年には女性アーティストだけによるフェスティバル「NAONのYAON」(日比谷野外音楽堂)が初開催され、現在も続いている。

そんな中で本格派のロックシンガーとして人気を集めたのが小比類巻かほるだ。85年に18歳でデビューすると87年に土屋昌巳プロデュースによる3rdアルバム「I’m Here」がオリコン1位を記録。一気にガールズ・ロックシーンのトップに躍り出た。89年11月21日付本紙には1万人の大観衆を集めた武道館公演のリポートが掲載されている。

小比類巻はしなやかな体を茶色と黒のレザースーツで包み“女”がプンプンにおうアップビートな踊りを見せ、ヒット曲「DREAMER」を含む全24曲を熱唱。テレビへの出演を辞退し続けていたが、カセットテープのCMなどでおなじみだった。前年11月発売のアルバム「SO REAL」は80万枚のヒットを記録し、チケット発売30分後には完売という大人気だった。ちょうど11月には6枚目のアルバム「TIME THE MOTION」をリリース。なんとあのプリンスが2曲プロデュースしており、国際的シンガーとしても飛躍を遂げた。

その後もヒット作を連発し、今年は最新デジタルリマスターを施したベストアルバム「WHITE&BLACK」をリリース。デビューから約40年、ガールズ・ロックの女王は健在だ。

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