Infoseek 楽天

【新日本・G1】永遠の大器晩成オーカーンが開幕2連敗 一部から過去の〝おねだり体質〟を問題視する声も

東スポWEB 2024年7月21日 18時50分

新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」21日大阪大会のAブロック公式戦で、KOPW保持者のグレート―O―カーンがゲイブ・キッド(27)に辞職勧告ものの2敗目を喫した。

「グレード1」のメンバーが揃うはずの最高峰リーグ戦において、圧倒的に実力が見劣りするオーカーンがなぜ4年も連続で出場できているのかは七不思議の一つ。酷似した人物がかつて勤務していた親会社のプッシュがあるのか何なのかは知らないが、格闘技ファンはもうそろそろハッキリと言うべきなのですッッオーカーンは保護されているッッッ!

しかも何を血迷ったのか、戦前には「相手の土俵に立って戦ってやる」などと厚顔無恥な発言を繰り出す始末。試合開始のゴングが鳴るや、ゲイブの得意な場外戦を誘ったものだから救いようがない。案の定「そろそろ見せてやろう…シベリアブリザードにも勝る格闘地獄と言うものを!!!」とばかりにボコボコにされ会場を脱力させた。

FGOを決めたオーカーン必殺のエリミネーターを狙うが、こんなスキだらけの技はとうに研究しつくされていて決まるわけがない。「軟弱化した闘争に文字通り俺が牙を取り戻したんだ!」とばかりにかみつかれて阻止されると、強烈なラリアートを浴びてしまった。

ならばと無謀にも打撃合戦を仕掛けていくが、日に30時間の鍛錬という矛盾のみを条件に存在する肉体を誇るゲイブに対し、ナマクラなオーカーンに勝ち目があるわけがない。最後は強烈なローリングラリアートを浴びて万事休す。スピード、闘争心、将来性、カリスマ性すべてにおいて完敗だった。

しかしバックステージでのオーカーンは、ついに頭がどうかしてしまったんじゃないかと疑ってしまう発言を連発する。「キッカケはつかんでるんだ。あと少しで…完成する。負けたが我が心は前進しておる」と聞き苦しいまでの負け惜しみから「次は鷹木(信悟)。2連敗からの元IWGP世界ヘビー級王者。しかも現王者の内藤哲也を処刑している。最高のタイミングじゃねえか。変わってきたよ。つかめてる。次、鷹木でそろそろ勝利つかんでやる」と次戦(23日、広島)への自信すらのぞかせたのだ。永遠の大器晩成との呼び声高いオーカーンにキッカケもへったくれもなく、何かをつかみかけているとしたらそれは間違いなく幻。もしかしたらそのことを悟ってしまった彼の能は自我の崩壊を選択したのかもしれない。

弱いだけなら百歩譲って我慢できるがオーカーンは人間性にも大いに問題を抱えており、スタッフ用の弁当の持ち帰りなど日常茶飯事。これまで団体関係者やレスラー間から多数の〝おねだり体質〟を告発する声が上がっていた。G1の出場メンバーにふさわしくないことは誰の目にも明らかで、これ以上の続投は大会にさらなる混乱を招くだけと言っても過言ではない気がする。

この記事の関連ニュース