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橋下徹氏 体操・宮田笙子の騒動に「ポイントは団体規律」「やはり活動停止はしょうがない」

東スポWEB 2024年7月21日 19時2分

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が21日、自身の「X」(旧ツイッター)を更新。未成年喫煙と飲酒発覚でパリ五輪への出場辞退となった体操の宮田笙子に触れた。

橋下氏は、前日20日もこの騒動について長文で私見を述べていた。「行為に対してペナルティが重すぎるという声が多い」と紹介した上で「未成年・成年関係なく『代表チームとしての活動の場』における飲酒禁止違反」であることを明示し「代表チームの士気を考える体操協会のこの規範が著しく不合理だとは思わない」と持論を展開した。

さらにこの日は「やはり今回の議論の混乱の原因は、(1)スポーツ選手が私生活上に求められる品位と(2)団体規律の話がごっちゃになっていること」と指摘し、〝論点〟を明確にすべく、2点について説明を行った。

最初の「スポーツ選手が私生活上に求められる品位」については「過剰に求めるべきではない」という橋下氏。しかし、2つ目の「団体規律」については「今回の体操協会の行動規範も絶対的な禁煙・禁酒を求めているのではなく『代表としての活動の場における』禁煙・禁酒です。ゆえに単純に『たかだかタバコ、酒くらいで!』という話とは異なります」「ポイントは団体規律なんです」と、橋下氏の主張の〝肝〟となる部分を改めて明確にした。

また、この団体規律には「合宿中には合宿所には他人を入れない」「異性の部屋に行かない」などのルールがあり、実際にルール違反で活動停止処分を受けた代表選手もいるという。

「これらの行為は法律違反でもなんでもありません。ですから宮田さんよりもはるかに責められる理由はありません。ではこのような行為を行った選手に対しては厳重注意までしかできないのでしょうか? 僕はそうは思いません。やはり活動停止はしょうがないのかなと」

宮田は、体操協会による聞き取り調査に応じ、都内某所でプライベートの時間に喫煙行為と、同期間に都内のナショナルトレーニングセンターのアスリートヴィレッジ(宿泊棟)での居室内での飲酒行為を認めている。

「ですから喫煙は(1)の問題で代表資格をはく奪するのはやり過ぎでしょう。しかし飲酒は(2)の問題で、団体規律の問題です。ここを区分けして議論することが重要です」と記した。

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