Ｆ１ハンガリー・グランプリ（ＧＰ）決勝が２１日に行われ、ＲＢの角田裕毅（２４）は１０番手スタートから、いきなり順位を２つ下げる苦しい展開を強いられた。
角田はＲＢで同僚のダニエル・リカルドが９番手となり、直後の１０番手からスタート。注目のスタートでは、リカルドが角田の進路を抑え込む格好となり、２台揃ってスムーズさを欠いてしまう。その隙に、後続勢が次々とＲＢの２台に襲い掛かり、ケビン・マグヌッセン（ハース）に至っては１５位から１０位まで押し上げるロケットスタートを許した。
同じチームで潰し合って〝同士打ち〟のような形となったことで、リカルドのドライビングに非難の声が続出。ファンからはＳＮＳ上で「リカルドが角田をスタートでブロックした事で、２台揃ってポジションを落としたように見えるんだけど何してんの？」「スタートでリカルドは角田を牽制し過ぎて、外がら空きでアルボンに前に行かれたのか」「角田リカルドにコース潰されて行き場無くしてるんだな リカルドが寄ったところをアルボンがそのまま直進して２台ともポジション失ってるのギャグみたい」など、リカルドの煽りを受けて角田がポジションを下げたことで、怒りの声が上がっている。
リカルドは今季不振で解雇危機に陥る一方で、現在はレッドブルへの昇格を巡って角田との〝争い〟が激化している。そうした背景もあって、リカルドの無謀なスタートにつながってしまったのだろうか。