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【巨人】Gの助っ人砲ヘルナンデスの疲労回復法は「サウナ」

東スポWEB 2024年7月22日 5時15分

G躍進のキーマンがハマッている疲労回復法とは――。巨人は21日の中日戦(バンテリン)に4―1で快勝。今季最多の貯金8で前半戦の首位ターンを決めた。最大の立役者は途中加入のエリエ・ヘルナンデス外野手(29)だ。

交流戦でデビューを果たすと初対戦の投手相手に結果を残し続けた。今では「不動の3番」となった助っ人は、この日も竜先発・松葉から4回にチーム初安打となる左前打をマーク。2点リードの6回無死三塁ではきっちり右犠飛を放ち、チームの勝利に貢献した。

前半戦を打率3割1分9厘、6本塁打、23打点の好成績で終えたドミニカンは「いい感触で打撃はできている。しっかりチームに貢献するという思いで日本に来てその目標は達成できている」とうなずいた。

阿部監督が「いなかったと思うとゾッとする」と話すほどの優良助っ人。そんな中、チーム内で心配の声が上がっていたのがその疲労度だ。

ヘルナンデスは「実際、日本がこんなに暑いということは知らなかった。日本に来てプレーして初めてこの暑さに気が付いた」と湿気の多い酷暑への対応を余儀なくされた。周囲はマッサージを勧めたが「これまで受けたことがない」と乗り気にはならなかった。

その代替案として「助っ人サウナー化計画」が浮上。東京ドームの風呂場に設置されているサウナは試合後のナインの疲労回復に役立っている。首脳陣の一人は「サウナと水風呂に交互に入ることで筋肉の疲労が抜ける。ヘルナンデスも最初はあまり乗り気じゃなかったけど、体にいいと説明したらすっかり好きになった」と証言する。

ヘルナンデスは「脱水症状にならないように意識的に水分補給をして、疲労などがプレーに影響しないように常に意識しています」と、今や立派な「サウナー」に成長。チーム内では救援左腕の高梨が自宅にサウナを設置するほどで、本拠地のサウナは選手同士の交流の場にもなっている。Gの助っ人砲が「サウナ外交」を通じてチームにさらに溶け込み、4年ぶりV奪回の使者となる。

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