ＤＤＴのＫＯ―Ｄ無差別級王座挑戦が決まった〝バカサバイバー〟こと青木真也（４１）が、まさかの野望を口走った。
２１日の東京・両国国技館大会では、Ｖ６に成功した同王者・上野勇希（２８）から次期挑戦者に指名され、８月２５日東京・後楽園ホール大会での挑戦が決定。青木は「やられたよ。上野にチケットをもらって観戦に来たらこういうことだった…」と声をしゃがれさせる。
自らに敬意を示す王者からの指名だが、「存在を潰しにいくよ。だって、俺を指名するってことは〝強さ〟が欲しいってことなんだろ？ そっちが踏み込んでくるならこっちもいくよ。現実を教えてやらないとな」とメガネを光らせた。
過去に２度挑戦し、獲得できなかった王座だけに思い入れも強い。「実はＫＯ―Ｄを取ってやりたいことがあるんだ。聞いてくれないか…」と嫌な予感しかしない言葉で切り出すや「ベルトを取ったら、ＬＩＤＥＴ・ＵＷＦの〝闘魂スタイル〟と統一戦を実現させたいんだ！」。ＧＬＥＡＴで同世界王座を保持する〝××スタイル〟こと中嶋勝彦（３６）とのダブルタイトル戦をぶち上げた。
さらにスポーツドリンクを飲み干すと「中立な場所がよければ大仁田厚の用意したリングでも構わない！」と、思わず「何それ？」と言いたくなるような意味不明な言葉を叫んだ。
最後は自転車にまたがり「それはそれとして、体操の喫煙の件だけどさ」とパリ五輪代表を辞退した体操女子の宮田笙子（１９＝順大）に言及。「プロレス界にスカウトして、宮田さんの黒幕になろうとする高木三四郎みたいなヤツがいるだろうから気をつけてくれ！」と注意喚起し、両国から走り去った。